
ビジネスをやるうえで、
知識があるだけではだめで、
知恵を手に入れる必要があります。
今回は、ビジネスにおける知識と知恵の違いについて
解説します。
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知識と知恵の違い
広辞苑によれば、知識と知恵は以下のように定義されています。
知識=ある事項について知っていること。また、その内容。
知恵= 物事の理を悟り、適切に処理する能力。
つまり、「知識がある」とは、情報を知っているだけの状態。
「知恵がある」とは、情報を知っていて、なおかつ、
その情報をもとに物事を適切に処理できる状態だということです。
では、ビジネスにおける知識と知恵の違いは何でしょうか。
ビジネスにおいては以下のように定義しています。
知識+経験=知恵
つまり、知恵とは、知識と経験が組み合わさって昇華したものです。
知識だけでなく知恵を手に入れる
知識だけでは意味がない
ビジネスにおいて、知識が豊富なだけではあまり価値がなく、
その知識を運用できるかどうかが重要です。
たとえば、弁護士を考えてください。
弁護士は、いくら六法全書を丸暗記していたとしても、
その知識を各々のケースに当てはめることができなければ意味がありませんよね?
有能な弁護士とは、知識だけでなく経験が豊富で、
各々のケースを上手く処理できる人のことです。
知識を上手く使うためには、
たくさん経験をする必要があります。
古代ローマの劇作家プラウトゥスは、以下のように述べています。
「知識を得ようと思ったら、知識を使わなければならない。
知恵を得ようと思ったら、経験を経なければならない。」
つまり、知恵を得るためには、知識があるだけではだめで、
知識を使って経験をする必要があるのです。
知恵はお金と交換できる
知恵を手に入れるべき理由のもう1つが、
知恵はお金と交換できることです。
コンサルティングなんかが良い例ですね。
コンサルタントは、自分の知恵を使って
クライアントの悩みを解決し、対価として
大きな額の報酬を受け取っています。
また、知恵があれば、
自分自身が壁にぶつかった時も解決できます。
自分のビジネスの売上が落ちた時も、
長年培った知恵を使えば、打開策が思いつくことでしょう。
知恵があれば、長期的にビジネスを継続していけます。
よく「失敗はしたくない」という人がいますが、
失敗も経験の1つです。
”知恵”を手に入れるためにも、
失敗を恐れずに、どんどん経験をしていくことが大事だと思います。